今戸焼白井さん


いつもお世話になっている今戸焼人形の職人、白井ご夫妻の工房にお邪魔してきた。今回は白井さんが講演会をした際に作成した資料を頂き、その中で神田淡平の今戸焼煎餅についても触れてくださっていて、そのお礼を兼ねての訪問だった。

白井ご夫妻は本当に精力的に活動されていて、12月から葛飾区郷土と天文の博物館で開催される展示会にも展示に協力していたりとその活躍ぶりは枚挙にいとまがない。さらに二人で協力して仕事をしている様子は私たち夫婦にとっても大変参考になることも多く、僭越ながらいつも先輩として見習っている。

来年の干支は亥で、すでに干支の今戸焼人形は完成していた。和気清麻呂で有名な岡山県の和氣神社を参考に、亥と縁が深い和気清麻呂が背中に乗っているデザインになっている。毎度白井さんのデザインする今戸焼人形は愛らしさと上品さがあり、見る者を和ましてくれる。

手焼き煎餅(せんべい)神田淡平 6代目

煎餅の歴史 その4 ”煎餅発祥の地”


前回のブログで日本で初めて煎餅を作った嵯峨小倉の和三郎(改め亀屋和泉藤原政重)について記述した。その和三郎の功績をたたえて、現在でも京都の嵐山にある老舗和菓子店・老松嵐山店の入り口の脇には”煎餅発祥の地”として立札が設置してある。

これがこの立札だ。経年劣化によって痛みが激しく、読みにくい状態になってしまっているのが非常に残念であるが、何とか読み解いてみたので、ここに書かれている内容を以下に記述する。

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『江戸楽 2018/9月号 No.114』 山本海苔店・神田淡平対談


月刊『江戸楽』が昨日発売になった。今月号の人気コーナー「粋な人 粋な話」において、わたくし神田淡平6代目が、日本橋に本店がある山本海苔店7代目若旦那の山本貴大さんと対談している様子が掲載されている。

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菓子の歴史 その3 “菓祖 田道間守はどのような人物か”


菓祖田道間守の功績に関しては前回のブログ(『菓子の歴史その2“いつから菓子はあるのか”』)に記したのでそれをご高覧頂きたい。

この記事では、田道間守自身の出生、彼の伝説が残る遺跡、文献に残る記述を紹介する。なお文献の記述に関しては前回の内容と重複する箇所が多分にあることをご了承いただきたい。

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山梨県身延町 寛永3年創業 甘養亭河喜


山梨旅行に行った際には絶対に立ち寄りたいお店があった。山梨県南巨摩郡身延町にある創業寛永3年の老舗「甘養亭河喜」だ。

身延萬寿(みのぶまんじゅ)という銘菓を作る17代目池上久騎さんと弟の紗紀人さん。縁あって彼らと知り合い、この度、池上久騎さんとは初めて対面させて頂いた。

身延萬寿は身延山久遠寺の法主猊下からの依頼を受けており、こだわりの素材を独自の製法で作り上げており、見た目はシンプルであるが、その趣きと味わいは非常に深いものがある。まさにこれぞ銘菓である!!

どうして私が彼らと知り合ったのか。少し思い出話に耳を貸してほしい。

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