煎餅の歴史 その4 ”煎餅発祥の地”


前回のブログで日本で初めて煎餅を作った嵯峨小倉の和三郎(改め亀屋和泉藤原政重)について記述した。その和三郎の功績をたたえて、現在でも京都の嵐山にある老舗和菓子店・老松嵐山店の入り口の脇には”煎餅発祥の地”として立札が設置してある。

これがこの立札だ。経年劣化によって痛みが激しく、読みにくい状態になってしまっているのが非常に残念であるが、何とか読み解いてみたので、ここに書かれている内容を以下に記述する。

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菓子の歴史 その3 “菓祖 田道間守はどのような人物か”


菓祖田道間守の功績に関しては前回のブログ(『菓子の歴史その2“いつから菓子はあるのか”』)に記したのでそれをご高覧頂きたい。

この記事では、田道間守自身の出生、彼の伝説が残る遺跡、文献に残る記述を紹介する。なお文献の記述に関しては前回の内容と重複する箇所が多分にあることをご了承いただきたい。

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山梨県身延町 寛永3年創業 甘養亭河喜


山梨旅行に行った際には絶対に立ち寄りたいお店があった。山梨県南巨摩郡身延町にある創業寛永3年の老舗「甘養亭河喜」だ。

身延萬寿(みのぶまんじゅ)という銘菓を作る17代目池上久騎さんと弟の紗紀人さん。縁あって彼らと知り合い、この度、池上久騎さんとは初めて対面させて頂いた。

身延萬寿は身延山久遠寺の法主猊下からの依頼を受けており、こだわりの素材を独自の製法で作り上げており、見た目はシンプルであるが、その趣きと味わいは非常に深いものがある。まさにこれぞ銘菓である!!

どうして私が彼らと知り合ったのか。少し思い出話に耳を貸してほしい。

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菓子の歴史 その2 “いつから菓子はあるのか”


菓子の起源を探ると日本列島に人類が存在していた縄文時代にまでさかのぼることが出来てしまう。(参考資料)しかし、これは「菓子」という文化と考えるにはあまりに文化濃度が薄いため、有史時代以降で最初に「菓子」に関する資料を“起源”と考えようと思う。

するとこの人物を抜きにして、菓子の起源は語れない。垂仁天皇の時代に活躍した菓祖田道間守公である。

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菓子の歴史 その1 “菓子とは何か”


このブログの最大の目的である「煎餅のことを知ってもらう」ために、まずは歴史から書いていくが、“煎餅の”歴史を書く前に、“和菓子の”歴史をおさらいすることから始める。

そもそも菓子とは何か。現代の日本人が考える菓子と歴史的に見た菓子とは大きな隔たりがある。

結論から言えば、菓子とは朝昼晩の食事以外で食べるものすべてを表す言葉なのだ!

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