広島の名店「料理 むら上」


広島出張の際に友人である書道家の坂口赤道さんよりご紹介いただいた「料理 むら上」さんにお邪魔してきた。

広島一の繁華街である胡町にある日本料理店で、カウンター越しに大将の村上学さんの調理姿を見ながら料理を楽しめる店だ。

入店一番に出されるのが鱧と利尻昆布で出汁を取った松茸のお吸い物。

酷暑の広島の街を歩いて疲れている身体に沁み込む。

前菜

和牛のパテ、あこうの握り、クジラ肉の時雨煮、ソーメン瓜のおひたし、満願寺とうがらしと牛蒡としらすの和え物、ニシン

酒を飲まない私を考えながら前菜を用意していただいた。その気遣いが嬉しく、さっそく本来のおもてなしの心を学ぶ。

お造りにも工夫を凝らす。右にある鱧とサメガレイは少量の塩がふってあり、わさびを付けるだけでよいという。左のイカ、メキシコ産の一切冷凍していないマグロ、戻りガツオ、北海道産ニシンは醤油の代わりに海苔の佃煮をつけて食すという斬新なアイディア!

新しい味にも取り組んでいる。

茶碗蒸しはパルミジャーノチーズをあしらってある。大将自身は正直好きな味ではないらしいが、お客様からは大人気だというのが面白い。

半熟の出汁巻きたまごでひとまず胃を落ち着かせ、

最後に石見豚肩ロースの酒粕焼きで〆た。

全ての料理に工夫とアイディアが盛り込まれ、大将の遊び心も垣間見れる。大将の料理に対する思い、食に対する考え方、煎餅への興味の持ち方まで、4時間もの長い時間が終始刺激的なひと時となった。

広島に行かれた際は是非とも立ち寄っていただきたい名店である。

「料理 むら上」

手焼き煎餅(せんべい)神田淡平 6代目

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です